ロッシ、1年ぶりの表彰台でキャリア継続に自信がついた?「今の僕にとって結果は重要」 - Motorsport.com 日本
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MotoGP界のレジェンドであるバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。彼は正式契約こそ結んでいないが、来季はファクトリーチームに移籍するファビオ・クアルタラロと入れ替わる形でペトロナス・ヤマハSRTに加入することが確実視されている。
41歳のロッシは今季、最高峰クラスで21年目のシーズンを迎えているが、実質的な開幕戦となった第2戦スペインGPでは満足のいくパフォーマンスを発揮できなかった。タイヤのグリップに苦しんだ結果、レースリーダーのクアルタラロから大きく離され、10番手走行中にエンジントラブルでリタイアした。
しかしながら、同じヘレスサーキットで行なわれた第3戦アンダルシアGPではセットアップの変更が功を奏し、3位でフィニッシュ。2019年アメリカズGP以来の表彰台を獲得した。
「非常にフラストレーションの溜まった先週のことがあるので、とても特別な気分だ」とロッシは語った。
「先週だけではなく、昨年の大多数のレースもそうだった。いつも同じような問題を抱えていて、それは悪化したり、少し良くなったりしていた」
「最終的に僕たちは諦めることなく、金曜日の朝から違うことをしたら、3周目から既に感触が良かった。僕にとってバイクが良いものになって、コーナーでのポジションなど、自分のスタイルに合っているような感じがした」
「ただやるべきことはたくさんある。確かにマシンは改善したけど、ここには速いライダーがたくさんいるから、簡単ではないんだ」
「先週のリザルトはあまりにも酷かったし、『****、こんなのは嫌だ』と思ってしまった」
ロッシはさらにこう続けた。
「先週のようなレース、あるいは(昨年の)バレンシアやアラゴンのような非常に悪い状態で迎えたレースでは、(ガレージで)自分たちの顔を見て、言葉が出なかった。そしてその後『家で過ごす時が来たのかもしれない』と言った。僕たちは来年に向けての決断を下していたから、少し不安だったし、楽しめなかった。バイクに乗っていても楽しくなかったんだ」
「そして長い間ずっと同じような問題を抱えていたので、とてもイライラしていた」
以前もこのような気持ちに陥ったことがあるのかと尋ねられたロッシは、こう返した。
「ああ、ドゥカティにいた2011年と2012年だ。僕は自分がレースを続けるレベルにあるのかどうか分からなかった。でも幸運なことにヤマハが僕を拾ってくれて、そこから10年のキャリアを与えてくれた」
「思うようにバイクを乗りこなせずに結果が出ない時は、もう終わりだと思ってしまいがちだ。特に歳をとっているとね。だから、僕にとって今回の結果は非常に重要なんだ」
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