Ｉｎｔｅｒｖｉｅｗ：詩森ろば（劇作家） 社会見つめる演劇「Ａｌｌ Ｍｙ Ｓｏｎｓ」 「資本主義が戦争の礎」 - 毎日新聞

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　劇作家の詩森ろばが主宰する演劇ユニット「ｓｅｒｉａｌ　ｎｕｍｂｅｒ（シリアルナンバー）」が東京・世田谷のシアタートラムで、アーサー・ミラーの「Ａｌｌ　Ｍｙ　Ｓｏｎｓ」を上演する。新たに翻訳を手がけ、演出もする詩森は「コロナ禍でいつ中止になるかわからない状況で稽古（けいこ）が始まった。この物語が持つ、ある種牧歌的だけれどそうもしていられない危機感のようなものを体感しながら芝居ができるのは、しんどいけれど幸運なことだと思う」と語る。

　米国で飛行機部品工場を営むジョー・ケラーは第二次世界大戦の特需で大もうけをした。一方で欠陥部品を納入して多くのパイロットを死なせる事故を起こし、その責任を負わされた仕事仲間のスティーブは戦後も服役している。スティーブの娘、アンはケラー家の次男、ラリーの恋人だったが、ラリーは空軍パイロットの任務中に行方不明となったまま。ある日、アンがケラー家を訪ねてくる。

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September 29, 2020 at 10:17AM
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