LNG=6月1~5日:日中向けの需要が断続的に浮上|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発
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【DES北東アジア】
DES北東アジア相場は堅調だった。日本の電力会社や中国向けの需要が断続的に浮上していた。中国でも新型コロナの影響が薄れており、夏場に向け需要増加を見込む関係者が増えていた。5月下旬まで見られた需給の緩さが払拭されつつあり、市場のセンチメントも弱気一辺倒ではなくなっていた。東北電力は4日締め切りで、7月12~13日着1カーゴを対象とした買付け入札を実施した。応札価格の有効期限は5日。東北電力は、3月以降少なくとも5カーゴをスポット購入した。このほかに石油資源開発(JAPEX)もスポット購入に動いていた。
【FOB中東、DES南アジアおよび中東】
インドの需要家から断続的に買い気が見られた。リライアンス工業(RIL)は7月前半着を購入した。同社はこの他にも8~10月着として各月1カーゴの買いに動いていた。RILは5月20日に締め切った入札で6月10~25日着を購入し、6月までの買いに目途を付けていた。一方グジャラット州石油公社(GSPC)が5月28日に12月~2021年6月着計7カーゴを対象に買付け入札を締め切ったが、このうち12月着、3月着、6月着カーゴが落札された。価格は12月着が北東アジア着相場に対して35セントのディスカウント、3月着が同30セントのディスカウント、6月着が23セントのディスカウントだったようだ。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】
FOB大西洋圏、DES欧州、DES南米の各相場は、米国出しの供給減少が意識され強含んだ。英NPBPや蘭TTFなど欧州ガス相場も軒並み上昇基調だった。米シェニエールは、相場が低迷するサビンパスプロジェクトやコーパスクリスティプロジェクトなど同社が権益を持つ米国出しの生産量を減らす一方、販売権を持つ欧州の契約者向けには、欧州着ベースでスポット玉を購入して契約者へ充当する動きを取っていた。米シェ二エールは、先に購入した蘭ゲート基地の再輸出玉を近く、イタリアの需要家へ仕向けると見られた。
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June 08, 2020 at 05:18AM
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