株式会社キャスター代表取締役中川祥太インタビュー[後編]ニッポンの社長、イマを斬る。:アエラスタイルマガジン - 朝日新聞

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国内初にして最大のリモートワーク(在宅勤務)事業を運営する株式会社キャスター。立ち上げたのは古着屋のオーナーを経てIT企業を渡り歩いた中川祥太氏だ。働き方改革などでも注目を集める市場だが、起業の背景にはワーカーたちの劣悪な仕事環境があった。

オンライン面接で台所が 汚い人はダメですね

チャンスはほどなくやってきた。2014年夏、ある投資家を紹介され、こう言われた。「クラウドソーシングに関心がある。君がこの領域でビジネスをやるなら資金を支援する」。のちに実感することだが、リモートワークに問題意識を持っている投資家は少ない。非常に幸運なタイミングだった。中川は会社を退職し、同年9月にキャスターを設立した。28歳だった。

オンライン秘書サービス『CASTER BIZ』をスタートしたのはその3カ月後のことだ。直後に数十社が契約し予約待ちが出た。

「正直、あれほど反応があるとは思いませんでしたね」

『CASTER BIZ』のリモートワーカーたちは同社の社員でもある。人材の確保に苦労しただろうと思いきや、それは前職での体感どおりだった。

「当初から採用倍率は 100倍前後でしたから。多いのは20代〜40代の地方在住の女性ですね。地方の場合、男女の賃金格差はほぼ倍でそもそも女性が就業できる機会が極端に少ないんです」

面接はWeb会議ツールなどを使用したオンライン選考となる「直接会わないで相手のことがわかるのか」と思う人もいるかもしれないが、話を聞くとその印象は変わる。

「会社で面接する場合、皆さん、それなりの格好で来ると思うんですけど、自分の家になった途端、なぜか雑な格好になるがいて」、しょうもない話なんですがと苦笑しつつ続けた。「経験上、台所が汚い人はダメです(笑)。仮に服装がちゃんとしていても背景がものすごく汚い人がいるんです。オンライン面接に慣れていないことがあるのかもしれない。だけど、仕事を回せる人って『この場所で面接したら、後ろの汚いのが映る』って意識を回せる人でもある。それに気づけない人は全体的に雑な気がしますね。

それと、僕が面接するときは 『どうして、リモートワークじゃないとダメなのか』と聞くんです。ネガティブな理由でもポジティブな理由でもどちらでも構わないんですが、これに答えられる人は強いですよ」

最大の壁はトップの疑心暗鬼

国内初にしてリモートワーク事業で最大級のキャスターだが、何より支持されるのはその人材の確かさだ。かつて中川はツイッターでこうつぶやきもした。「リモートワークは普通に仕事するより結果主義だから働く人に厳しい」

リモートワークと聞くと『在宅勤務=家事と両立できる』というイメージを持っていたり、『自分のペースで休みながらできるのでは?』と考える人がいる。だが、同社の場合は休憩時間を除きPCの前にほぼ付きっきり状態となる。タスクの進捗状態や稼働率、チャット量やトラフィック量も計測され、個々の仕事は「見える化」される。

「要するに、仕事をしていない人 は目立つんです。チャットの出現 頻度が低いと『何も動いてないよね』ってなるんです」

経営者側からするとリモートワークは採用しやすいというメリットがある。エリアの制限はなく全国一斉に募集ができるし、ファシリティなどの初期投資の必要もない。一方で、この「きちんと仕事をしているか、どうか」の疑念が 最大の壁となる。

「リモートワークに限らないんですが、トップにとって社員がちゃんと働いているのかどうかって 確認のしようがないんですよ。それでも、目の前で残業していたら『頑張ってるんだ』と安心できるかもしれない。だけど、リモートワークはその安心材料もありません。動いていない人がいれば、『大丈夫ですか?』とかチャットで尋ねたくもなる。その返事がなかなか返ってこなかったりすると、これまたイヤなサイクルに入ってしまう、という」

自身、そこにハマりかけたことがある。「社員にチャットでゴチャゴチャ言う」「腹をくくって何も言わない」。悩んだあげく、その両方をやってみた。

「結果、どちらも変わらない。だったら無駄な議論が発生しない分、何もしないほうがいいなと。しっかり業務をやっていればすぐに返信できなくて当然という考え方もあるわけです。疑心暗鬼になってしまうトップはすごく多いんですけど、『まぁ、いいや』とドシッと構えることは大切。それができないと、リモートワークの体制に移行することはなかなか難しいと思いますね」

否定したほうが何かが起こるんです

創業から今年で6年目。業績はキレイな右肩上がりのカーブを描いている。コンスタントに複数社からの出資も続く。立ち上げ時といい、機を見るに敏な経営者とも感じる。一方で、大変だったことは?と尋ねると「その資金調達ですね」と即答する。

「いま、株主になっていただいている多くがそうなんですが、そもそも論としてリモートワークに理解ある方たちばかりなんです。けれど、実際はリモートワークって全員が全員、『これ、課題だよね』と感じるものではありません。『会社で仕事すればいいのでは?』と言う人も多いですし、それを覆していくのは難易度の高い仕事になります。もちろん、今後、上場でもすれば状況は変わってくるかもしれませんが」

上場というキーワードがさらりと出た。「しなきゃならないと思っています(笑)。ミッションはリモートワークを当たり前にすることですから。そのためにはうちが公器にならないと」

物心ついたときから「これが普通」「これが常識」と言われることの、あえてその逆を選んできた。今年で34歳。同世代のビジネスマ ンへのメッセージを問うと、返ってきたのは「否定しろ」のひと言。

「肯定して生きていたら何も起きないじゃないですか。押すなって書いてあるボタンを押したほうが何かが起きるんです。いまですか? まさにその過程にありますね。何が起きるか知らないほうがより楽しいんですよ。もちろん、押し過ぎちゃうと大変なことになるので適度に押すと(笑)」

プロフィル
中川祥太(なかがわ・しょうた)
1986年、大阪府泉大津市出身。日本大学経済学部中退。下北沢で古着屋を経営した後、インターネットの広告代理店オプト社に入社。社内ベンチャーに出向後、2012年に退職し大阪にUターン。同年、掲示板監視などのアウトソーシング業務を手掛けるイー・ガーディアンに入社し、大阪営業所の立ち上げに携わる。その後、新規事業を担当する事業企画部に異動し、クラウドソーシングによるBPO業務を担当。ここでの問題意識から2014年9月、株式会社キャスターを創業、代表取締役に。オンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ」などを展開している。ソーシャルリスクの専門家としてメディアへの出演も多い。元バンドマンで20代半ばごろまで並行してサポートミュージシャンなどの仕事に携わっていた。

Photograph: Kentaro Kase
Text: Mariko Terashima

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